S男性の一番の喜びといえば、自分の責めによっていままで感じなかったM女を感じさせるように調教することではないだろうか。
自分がイク時よりも相手をイカせた時の方が興奮するのだ、というより相手がイクことに興奮してイってしまうのだ。
自分一人ではイクことができなくなってしまい、ここ数年自慰行為もしていない。
自慰などせずとも、私のまわりに自然とM女が集まってくるのだから、そんな暇などないのだが。(笑)
某有名SMコミュニティを利用しているのだが、どこからか私の噂を嗅ぎつけ、調教希望の初心者M女からメールがひっきりなしに来る。
全員を調教してやることはできないので、いくつか問診をし、よりマゾっ気の強い匂いのする子を調教してやるのだ。
いくら私ほどのSといえど、マゾの素質のない女性をドマゾ女に調教することはできないからね。
メールを見ていると、少し気になる文面があった。23歳、新社会人OLからのメールだ。
「いままで一度もイった経験がありません。付き合ってきた男性には、マグロは抱けないという理由でいつも捨てられてきました。
SMっぽいプレイもしたことがありますが、イクことはできませんでした。
私はほんとうにマグロなんでしょうか?」
自称マグロ女は何度も淫乱メス奴隷に調教したことがあるが、いくつか質問してみた。
『いままで何人の男性と付き合った?』
「10人です。どの人もすごく好きでしたが、セックスでは感じることができませんでした」
『SMっぽいプレイをしたと言ってましたが、どんなプレイを?』
「目隠し、言葉責めなどのソフトSMから、軽い緊縛、ローター・バイブなどのおもちゃ、外でプレイなどもしました」
『結構本格的にSMしてますね。それでも全く感じなかった?』
「少し不安になったり、恥ずかしかったりしましたが、イったという感覚はありませんでした」
なるほど。シチュエーションではあまり興奮しないようなので、単純に刺激が足りないだけかも知れないな。
しかし男性のSMプレイの要求にも素直に応じるあたり、マゾとしての素質も十分だ。
『あなたはきっとマグロではありません。まだ好きな刺激に出会っていないだけです。私があなたを感じさせてあげましょう。』
次の休みの日、会う約束をした。
OLの名はまいこさんといい、少し背が高くてスタイルがよく、顔も整っていてかわいいというより美人な女性だった。話していると時々見せる笑顔が素敵で、さぞモテたであろう。
こんな素敵な女性がマグロなんてもったいない。
調教は後日でもよかったが、まいこさんはもう準備はできているというので、ホテルに向かった。意外と積極的で好感が持てる。
シャワーを浴び、全裸でベッドに向かう。まいこさんをベッドに仰向けに横たわらせ、まずは普通のセックスのように愛撫してみる。首筋から耳、鎖骨、胸、腹…と舌を這わせてみるが、やはり反応なし。
手首を頭上に縛って固定し、身動きできないようにして、乳首をクリップではさんでみる。痛そうに顔をゆがめているが、感じている様子はない。
電マを取り出し、クリトリスにあてがい刺激してみる。少しだけ腰をよじらせたので、まんこに手をやると少しだけ濡れていた。
大概のM女は電マでびしょびしょに濡れるが、まだ刺激が足りないか。
私は電流の流れるクリップを取り出した。
『これから少し電流を流す。怖かったり、心臓が弱いのならやめるが?』
「大丈夫です、お願いします…」
クリップをクリトリスに挟み、一番弱い出力で電気を流した。
「あっアァンっあぁああ…!!」
はじめて彼女の喘ぎ声を聴き少し興奮した。何度もよじらせる腰を押さえつけ、まんこを確認すると先ほどよりもかなりしっとりしていた。
出力を一段階強め、更に責める。腰を何度も浮かし、トロンと愛液が飛び散りだした。
「あああぁんいやああぁああああああ!!!!!」
出力をもう1段階強めたと同時に、ビクビクと痙攣しイッてしまったようだ。
電源をオフにしてやると、はぁはぁと息をきらしながら涙目でこちらを見つめるまいこの表情はなんとも官能的だった。
「はじめて……、イクって、こんなに気持ちいいんですね…」
ありがとうございました、と土下座してきたまいこはもう立派なマゾ奴隷だった。この快感が止められない。
しかし、電気責めじゃないとイケないというのも今後彼女と付き合う男性は大変だと思うので、感じやすい身体にするためにオナニーの仕方から教えてやることにした。
M女にM女としての快楽を目覚めさせてやることが私の生きがいとなっている。