他人の身体を傷つけたり、精神的に陥れるのが心の底から好きなのがサディストだと思っていませんか?
それはSではなくただの乱暴者、一歩間違えば犯罪予備軍です。
SMプレイにおいて、安全にプレイを行うためには、Sは常に冷静さと臆病さを持っていなければなりません。
いくらパートナーがどMだからといって、加虐願望に任せて責め続けたらパートナーを死に追いやってしまう危険すらあるのです。
●SMはあくまでMが主体である
SMはMが主体で、SがMを満足させるためのプレイだと考えられます。Mの被虐願望がないとSMは成り立たないからです。逆に、加虐願望がそれほどなくてもSになることはできるのです。
SMクラブなどで働くプロのS嬢などは、元々Mである場合が多かったりします。店のため、客が喜ぶために、やりたくもない責めををするわけですから、マゾでないと務まらないのかも知れません。
自身の加虐願望を満たすことを最優先して、パートナーの危険や拒否を顧みずに冷静な判断ができないSは、SMプレイをする資格はありません。
●よきパートナーを見つけるために冷静な判断を
サディストとしてSMプレイするには、こうしたら危険、これを言ったら立ち直れないかも知れない、といった「パートナーを傷つけることの恐怖」を常に感じることができなければなりません。
もっとも、恐怖しかなければプレイはできないし、SMがしたいのならば、「こういう縛りはNG」とか「安全な鞭の打ち方」など正しい知識を身につけましょう。
Mの皆さん、特にM女さんは、パートナーを探す際には、きちんとした知識や経験があるかどうかと同時に、「冷静な判断ができる人かどうか」を見極める目を養っておきましょう。