「美しさ」という言葉が似合うSMプレイは「緊縛」が一番だと思っています。もちろん好みはそれぞれでスパンキングだという人もいればスカトロだという人もいるでしょう。緊縛の中でも好みがあるので人によって違いはありますが、私が思う見た目が美しい緊縛を挙げていこうかと思います。
◆菱縄縛り
SMや緊縛というものを良く知らない人でも“この縛り方は知ってる”と言えるほどメジャーな縛り方です。見た目も美しく、調教にも適していて、ムリなポーズを取るわけでもないので対象者の身体的負担も軽いです。尚且つ初心者でも割と簡単にできる優しい緊縛。そういったいろんな面から美しいのではないかと思います。
◆股縄
シンプルながらエロさも感じる股縄。立ち姿、開脚、四つん這い下着とはまた違い下半身を縛ってあるだけでキュンとしていまいます。女性の陰部に食い込んでいる様子は想像を掻き立てられます。
◆胸縛り
これは男性が好きな縛り方のひとつでもあります。手を後ろ手に回して縛ったり、胸を特に強調するように縛ったりと上半身に集中して縛ります。女性のみならず男性も縛ります。両腕を拘束するメインで胸にかけることもありいろんなバリエーションで出来るのでどう縛っているのだろうかと縛り方を見る楽しさもあるのではないでしょうか。
以上、調教にも適した美しい緊縛の紹介でした。
次は、プレイを楽しむというより縛り方を楽しむに近い緊縛。
◆飾り縄
縄のかけ方や、縄の通し方、編み込み方、縄の種類や色などを変えて、芸術的に作り上げていく。
縛る方も緊縛が好きで仕方なく、見ている方もその美しさに見とれてしまう。自分なりの美を追求していくことが大切。
緊縛の魅力は縛り方のポイントを把握していれば自由に組み合わせることが出来るというところにもあると思います。何回も縄を通し模様を作ればまるで工芸品のような美しい縛り模様が出来上がります。縄で下着を作ったり、ボンテージのアクセントにしたりとまるでファッション。裏を返せばセンスのいる作業とも言えます。
そこまでに達するには、縄のなめし方に始まり、縄の種類や特徴も知っておいて損はなく、体の特徴や構造を知り、ただ縛るだけではなく縄酔いするような快楽を与えれるような縛りが出来るように練習を重ね、基本となるような縛りはもう頭で考えなくても手が勝手に動いてくれるようになるまで自分の体に緊縛というものを馴染ませるまでいけば、その先の緊縛を追求できると思います。
危険が付きものの緊縛。どんな危険があるのかも知っておかなくてはいけません。
また緊縛だけではなくSMという世界全てを楽しむなら、緊縛と合わせてどんな調教をしていくかなども考えたいところです。
ただ拡張すれば、ただ大胆に行動すれば満足できるプレイとは違い、緊縛は縛っている最中は地味であったり、満足いくようになるまでに時間がかかったりとつまらないと感じることもあるかもしれません。
しかし、大変だからこそ楽しいものであります。
美しさを求める緊縛、調教に適した緊縛などそれぞれ緊縛で何を望むのかを意識して楽しめると良いのではないかと思います。